藤田嗣治
大好きな画家ですが、今回の楽しみは子供の絵。
何十年か前の切り抜きで大事にしてたものに、高峰秀子さんが持っているフジタの子供の絵がある。
二枚組で、美しいターコイズ色の石で出来た忘れな草の額縁のもの。
今回はポーラ美術館所有のもので、多分その二枚組は違う額にセットで展示されていた。
フジタの絵は小品も素晴らしく、お家に飾りたい!と思うものが多い。
圧倒的に少女の絵が多いが、猪瀬知事に似てる?少年もいる。
そして若い頃は気が付かなかった額縁の美しさ。
額縁の彫刻、ブリキを切り抜いた飾りといい、ため息が出る。
彼は非常に手が効く人で、額縁どころか、住まいにもこだわり、自分の気に入るものが無ければ、自分で作ってしまった。
今回とても興味があったのが、ドールハウス。
家のマケット(模型)。
彼は自分の理想の住まいを1948年に江古田に住んでいる時、小さな模型を作る。
中は、実に丁寧に照明やキッチンの小物も並び、彩色もシックだ。
カゴ、お菓子の型(残念!捨ててしまった)、ル・クルーゼの鍋などまるで今どき風ですが、随所に、彼のこだわりの日本やスペインなど好きな物がマッチしている。
そして、そのマケットとそっくりな家を12年後の1960年にパリ郊外に作る。
本物の家には、懐かしい形の日本の炊飯器などもある。
12年、木星周期だ。
宝の地図のような平面ではなく、立体で理想を描く!!!
一粒万倍日の1300円の支出は、私にとって万倍以上の胸がいっぱいになる日でした。
さてさて、火星土星のせいか、突発的な怪我や病気の話も聞きます。
月、射手座。
そういえば、藤田嗣治、1886,11月27日 射手座。
高い理想は大事だけど、足元注意。。。
素敵な一日をお過ごしください
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